自分が原石だと思ってた。でも自分に自信が持てない、矛盾

私は他の子とは違う

華がある

オーラがある

貫禄がある

雰囲気がある

 

って言われ続けてました。

だから、私は

そんな自分なら、誰かが拾い上げてくれるだろう

と思っていました。

 

私は、中学校2年生のときに母親の勧めでミュージカルに出ました、

それがきっかけで宝塚を目指しました。(でもこれも母親の望みでした)

中学校3年生のときと、高校2年生のときに受けました。

落ちました

かすりもしませんでした。

 

私は特別じゃないの?って思って納得できませんでした。

 

でも、周りのみんなは血の滲む努力をしていたな

と今考えると思います。

でも、当時の私は

私は、原石だから多少の努力でいける

って本気で思ってました。

でも実際はそんな甘い世界ではなかったんです。

当たり前だけど・・・

 

それで私ねグレたんです。高校3年生の時。

まあ、グレるったってたかがしれてるくらい。

タバコ吸ったり学校行かなかったり、そんなもん。

進路も、就職するつもりでした。

 

そんな私を見かねて母親が私に言いました

「お願いだから、家から、長野から出ていって」

 

そう言って、紹介された短大が演劇科のある学校でした。

受験科目は「演技・ダンス・声楽・面接」

筆記試験がなかったのでとりあえず受験だけはしてやる、

と言いました。

 

そこから私は、週に3回バレエ、週に1回個人レッスン

週に2回声楽レッスン

毎日レッスンしてました。

 

結果、短大には合格しました。

父親から合格発表のメールが来たんですけど

その当時、父親とは会話もなくメールのやり取りも最低限しかしてなかったんですが

合格発表は、郵送でどうしても早く知りたくて

家にいる父親に、来たらすぐ連絡をくれと頼んでたんです。

ソワソワするから。

結局合格発表の日も、学校サボって近くのお店で父親からのメールを

友達と待ってたんですね。

んで、

お昼すぎかな、メールが届いたんです、ただ一言

 

サクラサク

 

おめでとうとか合格

じゃなくて、サクラサクって書いてくる父親のセンス

めちゃくちゃかっこいいなって、ずっと思ってます。

 

話が脱線したんですけど

 

私、毎日レッスンしてたし頑張ってたと思うんですよね。

でもやっぱり今思えば、全然足りなかったんだと思う。

 

だって、自主練はほぼしなかった。

やっぱり本当に頑張ってる子って

先生に教えてもらうレッスン以外の自分で練習する時間がめちゃくちゃ長いんです。

 

私はたかだか24時間のうちの長くて3時間くらい

それしか、練習してこなかったんです。

 

あの当時は、頑張ってるつもりだったけど

私はずっと心の隅っこに

「私は、他の子とは違う」

ってゆうのにあぐらをかいていたんだな・・・って思うようになったんです。

15年ほどたった今だから思えるんですけどね。

 

当時の私は頑張ってたから。

 

東京に出て短大に入ったら

レベル違いにダンスや歌が上手い子がたくさん居たんだけど

よし!負けないように頑張ろう!じゃなくて

こいつらみんなブスだし頑張らないといけないもんね。

って思ってたんです。

私とは根本的な素材が違うって、馬鹿にしてました。

どんだけ、ポジティブなんだろう私。

 

私はずっとそんな感じで

現実と自分の気持ちのギャップを

周りや人のせいにして、楽な方に楽な方に

逃げていたんですね。

 

で、なによりも

私ってめちゃくちゃ器用だったんです。

ダンスもある程度踊れるし

歌もある程度歌えるし

演技もある程度できるし

 

なんでもある程度、できちゃう子だったから余計に

私は特別なんだっていうのが強かったんだと思うんです。

 

でも、私は誰よりも妬みそねみが大きかった。

嫉妬心の塊で、自分に自信がなかった。

すごく、矛盾してるんですけど

 

自分は特別って言う反面

自分は中途半端っていう

気持ちの中の葛藤がずっとあったんです。

 

社会に出てからは、アルバイトをしながら舞台役者を続けてました。

どうしても舞台女優って言えなかったのは

自分に自信がないから。

 

ある程度できちゃうから

ある程度容姿が整ってるから

ある程度、ちやほやされるから

 

だから、これでいいか

だれかが(演出家)拾い上げてくれる

って思ってたんです。

 

ちなみにいうと

今31歳なんですけど

未だに、私は他の人とは違うと思ってるし

特別だと思ってるし

億円プレーヤーになって、生まれ育った

地元のスキー場を買い取れるようになるって

本気で思ってます。

 

去年まで、年収80万だったんですけど

本気で思ってます。

 

 

それくらい、スーパーポジティブな私が

20代はめちゃくちゃ落ち込んでた理由は

ありのままの自分

ってゆうのをはき違えてたからなんだと

今、思ってます。

 

 

イチロー浅田真央ちゃんもマイケル・ジャクソン

みんなに共通するのは

原石を自分の努力で磨き上げたところなんですもんね。

 

自分で自分を磨いてく

大切にしていく

っていうのは、

自分が好きな自分に近づけるってことなのかな。

って心のそこでしっくりきたのはつい最近。

 

 

今日もまた、減量のための食事管理を頑張っています。

 

自分が好きなありのままの自分になれるように。